桜
昨日、近所の公園で春休みに入ったばかりであろう小学生が遊んでいました。
小学2、3年生かなってくらいの男の子が5人くらい。
公園の桜は、もう満開でした。
その男の子たちはサッカーをして遊んでたんだけど、蹴ったボールが桜の枝に当たって桜がバーッと散ってしまいました。
その様が男の子たちには面白かったんだろうね。わざと桜の木の枝にボールをぶつけだしました。
「アチャー」って思って声をかけようかなって思った瞬間
ふと考えたんです。
こんな時、どうしたらいいんだろう?
多分、注意すれば、その行為はやめてくれる。
けど、その桜吹雪にキレイって思ってる感情って決して悪いことじゃない。
だからと言って「それがキレイって思うことはイイことだけど、桜にボールぶつけちゃいけない」って全部を俺が教えるのも違う。
そこで思ったのが「桜吹雪がキレイだった」って感情は、見知らぬ俺から注意されることよりも遥かに記憶に残るんじゃないかなぁって。
だったら、その記憶を持ったまま、「桜にボールをぶつけたら可哀そう」だなって自分で気づいた方が、より真っ当な人間というかイイ成長の仕方をするんじゃないかなぁって。
だから桜には申し訳なかったけど、注意するのはやめました。
昨今、大人が子供を叱れなくなったと言いますが、どうなんでしょうね。
こっちが叱って気づかせるよりも、自分で気づく方がよっぽど自分の深い所に落とし込めるような気がする。
自分の子育ても無理に誘導してやるんじゃなくて、子供自身が気づくサポートしてやらなきゃなーなんて思った出来事でした。